ヨシナシブイシ

さかもとさんを目で追うV6ファンの備忘録

ご結婚おめでとうございます!

坂本昌行さん、朝海ひかるさん、ご結婚おめでとうございます!!!

いや~とうとうきたか!という感じです。

数多いる坂本さんファンのうちの名も無き一人にすぎませんが、せっかくなので今の気持ちを書き残しておこうと思います。

思いつくまま書いているのでつながりも文脈もあったものじゃありません。またもちろんですが、ファンの総意でもかくあるべしというものでもありません。

 

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自担の結婚に浮かれた人間の即席晩餐。
トニセンがFC動画で食べていたモスチキン&報道陣に配られたウエストのソフトタル

 

V6ファンにとって激動の2021年も終わろうかという12月30日本日、本当に素敵なお知らせをもらえました。

私は朝からアイの歌声を聴かせてを見て(面白かった)、井ノ原くんハマってるんだよなぁと思いながらフレンチトーストを食べて(美味しかった)、鋼の錬金術師展にまさに入ろうとしているところでした。(楽しかった)

 

FCメール通知を見た瞬間に察しましたが、湧き出てきた感情はなによりもまず「嬉しい!おめでたい!」でした。

 

坂本さんは昔から、恋愛に関する質問をされると「自分の世界をしっかり持った女性がいい」「お互い向上心を持てる相手がいい」「一目ぼれではなく、話していくうちに好きになる」といった一貫した恋愛観を語っていました。(好き)

 

なので、最初に朝海さんとの報道があった時は、驚きとともに納得する気持ちも大きかったのです。なんならガッツポーズしてました。

出会いのきっかけとなったTOP HATも観劇していたので、実力と魅力のある女優さんであることも、宝塚という(ある意味ジャニーズと同じような)芸能界の中でも特殊な世界で戦ってきた方だということも知っていました。何より坂本さんの語っていた恋愛観にぴったりはまる、なんというか自分の中でとてもしっくりくる気持ちでした。

報道があった後、改めて朝海さんの舞台を観劇したり、インタビューやDVDを拝見したりしました(動機が不純ですみません)。色眼鏡で見ているせいかもしれませんが、どこか坂本さんと同じような姿勢で仕事に向き合っている方なんだなあと感じ、こりゃまさしくお互いがお互いを高めあえる存在なんだろうなと勝手に嬉しくなったのを覚えています。

 

個人的には、結婚しようがしまいが本人が幸せならそれでいいというか、良いとか悪いとか他人が口出す話ではないと思っています。ただ、坂本さん自身には結婚願望ありそうなので、ゴールインまで行くといいなとはずっと思っていました。

 

さらに、2019年ごろからV6をきれいに箱にしまうために動いていただけでなく、坂本さん個人では「これからも踊り続けるために」膝の手術を受け、リハビリに取り組んでいました。お医者さんからすると驚異的な回復力(好き)だったらしいのですが、それでも一時期は車いすや杖を使った生活を送っていました。

今から思うと、コロナもあり、V6の決断もありと、肉体的にだけでなく、精神的にも大変な時期だったのだと思います。そんな時にそばで支えてくれる方がいるというのは、私にとってとても安心できることでした。

 

11/1を越えた後、一貫して坂本さんは前向きな言葉を語ってくれています。ONEDISHロケを見ていればわかる通り、坂本さんは器用な嘘をつけるタイプじゃありません。前向きな言葉はそのまま本当に前向きな姿勢であるのでしょう。

辛いことも苦しいことを乗り越えて、結構自虐も言いながら根本的には自分の芸に高い誇りを抱いている坂本さん。

そんな坂本さんが、(トニセンは継続しているとはいえ)確実に母体が変化している中で、芸能界の海を渡るその時に助け合える方がいるということは本当に心から嬉しいし、心強くもあります。

 

なんとなく連想ゲームでアイドル観の話になりますが、個人的にVさんが家族を持っているのはいいことだと思っています。

でもそれ以上に、彼らがそういうプライベートを出さずに、アイドルとしてステージに立ち続けてくれたことに感謝しています。ステージ上はもちろん、生活感がポロっと出がちなラジオやブログ等でも、極力気を遣ってくれていること、つまりファンを想ってくれていることが嬉しいんです。

もちろん、アイドルとして見せてくれている姿がその人の全てではないことは理解しています。私だって、24時間ずっとV6のファンであるわけではなくて、仕事する私や読書する私、絵を描く私、映画を見る私、誰かとともにいる私、いろんな私がいます。同じように、アイドルであるということは彼らの一部分でしかありません。

でもその仕事の特性上、彼らはアイドルの姿を「これが自分だ」とコンテンツ化して、私たちファンは「これがV6だ」と受け取ることで成り立っている構造なわけです。

だから、「アイドルじゃない=自分の知ることができない一面があることを意識する」ということで、そういう知らない一面が見え隠れすると、やっぱり少し寂しい思いが去来することもあります。

 

じゃあなんでプライベートの極地である結婚のことで嬉しいと感じるかといえば、それはその寂しさ以上に、「アイドル:坂本昌行」としての姿と、「人間:坂本昌行」にギャップがないと思えたことと、ファンの存在が坂本さんの人生の選択を妨げていなかったんだと思わせてくれたことが理由なんだと思います。

 

いくら「アイドルは虚像」といっても、「アイドル」と「その人そのもの」にギャップがない方が、ファンとしては嬉しいものです。日々の生活の中で一番長く時間を過ごす人としてどんな人を選ぶか、ということには、その人の人間性が大きく反映されることになります。今回のことで、私の中の坂本昌行像にまったく影響がないどころか解釈一致の極みなので、アイドルのファンとしてとてもとても嬉しいことでした。失礼ですみません。

 

そしてもう一つの理由は更に利己的なもので、坂本さんがファンの存在を思って結婚できないなら、私にとってそんな悲しいことはないです。大好きで応援している人が、自分のせいで人生の選択肢を一つつぶしているかもしれないなんて考えたくもありません。とはいえ、アイドルだから、ファンがいたからできたことがたくさんあった一方で、ファンがいたからできなかったこともたくさんあったはずです。それでも、今回坂本さんが結婚されたことで、「自分の存在が邪魔になっていない」とすこしでも思うことができた。そんな自分勝手な理由もあります。

自分勝手ついでに言えば、舞台をやってるから(固定ファンが大事だから)結婚しないって言われたりすることもすごく嫌だったので、そういう意味でもプラスの感情があります。これはほんとひいき目抜きに、坂本昌行の歌とダンスはハイレベルで、ファンの命綱なんかなくてもやっていけるものだと思っています。

 

そういえば、これでトニセンはジャニーズ初の全員既婚の現役グループになるんですね。とはいえ、井戸端会議みたいなネクジェネでも、既婚の2人が家族のことについて話すことはないので、これからも何が変わるってわけじゃないんだろうなと思います。思えば、家庭についてほぼ触れないのになんとなく「いい旦那さんイメージ」があるのってすごいですね。

 

散々書いてきていながら、正直、私は既婚メンバーの家庭の姿とか想像できません。そう考えると、やっぱり私も特に応援スタンスが変わることはないだろうなと思います。

 

あとこれ本当に余計なお世話だし我ながら気持ち悪いと思うんですけど、坂本さんって恋愛事に関して「アイドルとしての建前」を優先するタイプなんですよね。今回に限らずずっとそのスタンスだと思うんですけど、例えば会見でプライベートに突っ込まれても、報じられていなければ過剰なくらい独り身アピールします(そもそも舞台挨拶なのにプライベートの質問するなって話ですけど)。

そういう交際を隠す感じって、彼女さん側が普通の女性だったら結構悲しいだろうな~と思うのですが、宝塚というファンに対する心づかいも非常に重要な環境を経験されている方が奥様なら、そういう坂本さんの家庭をにおわせないアピでも理解してくださるんだろうなと思ったりするんです。

また、ファンにもいろんな人がいることを考えると、朝海さん側が個人の公開されたSNSを持っていないのも良かったなと思ったりします。いやほんとお前どんな立場だよって話ですが…。

 

いずれにしても私は、坂本さんが、トニセンが、V6のメンバーが板の上に立ち続ける限り、ファンを続けるだろうと思います。

まずはMfTが楽しみです!めちゃくちゃ良席もらえてるので余計楽しみ!

後は願わくば、何かしら大きいトニセン活動が 2022年あればいいなと思っています。V6は解散してしまったけど、20th centuryは継続してるんですよ、ここ重要!トニ曲にも名曲がたくさんあるし、ラジオやコンサートだけでなく、三人で作っている舞台シリーズTTTも本当にいいんです。2017年にやった戸惑いの惑星では長谷川幸彦くん(小説家の夢破れて手紙の代筆業の末…)に狂うし、2019年にやったカノトイハナサガモノラなんて、トニセンとして在ることを脱構築するものだったんですよ。

 

ついでなので、もし、坂本さんファン、V6ファンではないにもかかわらずここまで読んでくれた奇特な方がいらっしゃった時のために、私の好きな坂本さんのパフォーマンスを紹介しておきます。なんと今アマプラでV6のコンサートが配信され、YouTubeには特典映像やMVが公開されているので良ければ見てみてください!

まずはとにかく最新コンサートを見て欲しい!

www.amazon.co.jp

YouTubeにあるMVもめちゃかっこいいです!この曲なんかまさに26年やってきたV6を体現したものなのですが、よく聴いてみてください、一番~サビまでの間、最初のフレーズ以外、5メンバーが主旋律を回す後ろでずっと坂本さんがハモってるんです!すばらしい!

youtu.be

コンサートおすすめポイントも本当にいつまでも語りつくせないほどあるのですが、坂本さんの歌声に特化していうなら、2010年READY?の本編ラストナンバーの「羽根~BEGINNING~」、特にCメロが素晴らしいです。

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坂本さん、基本的にスタンダードにきれいに歌い上げるタイプなのですが、ここぞという時には感情をむき出しにした心をざわつかせる歌い方をします。それがまさにここです。

同じような理由で、2009年のトニセンコンサート「HONEY HONEY HONEY」DVD初回特典に収録されているアンプラグドバージョンのwishes~I'll be there~も素晴らしい。

 

また、トニセン、三宅健岡田准一いずれかのファンクラブに入ると「V-Land Portal」というサイトを利用できるのですが、すごいことにここではほぼすべてのコンサートとMV、そして多くの特典映像や写真も見られます。正直破格ってレベルじゃないです。

vland-portal.jp

この中で見られるコンサートのうち、純粋に坂本さんのパフォーマンスとして激推しなのが、2008年のトニセンコンサート「オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ」(通称オレキミコン)の中のソロナンバー「GOOD ENOUGH」です。もともとのV6の楽曲をジャズアレンジし、椅子プレイありタップあり、坂本さんのダイナミックでありながらエレガントな歌・ダンスが堪能できるナンバーです。振り付けは座頭市の振り付け等で知られるHIDEBOHさんです。前髪襟足長めのビジュも最高。

 

いやー本当に感情高ぶりすぎて何書いてんだかわかりません。なんでダイマしてんだ…。

改めまして、この度はおめでとうございます!

お二人が健康に、末永くご活躍されることを願っています。これからもその素敵なパフォーマンスを人柄を、たくさん見せてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

最後に、本当にすごい個人的な自分語りです。

私がV6を好きになったのは、坂本さんがきっかけでした。

小学生ごろまでは、人並み程度にジャニーズの曲を口ずさめはしたものの、その後は二次元オタ一直線。しかも、キャラクターに入れ込むというよりは、シナリオや演出、世界観重視のめんどくさい系のオタクでした。今でもですが。

だから、キャラ重視になりがちなアイドルジャンル作品に触れても、それほどハマるということもなく、「自分はアイドルには関心が持てないタイプなんだ」と思っていました。

さらに、一番多感な中高時代は勉強に時間を取られ、音楽番組を見る機会もほとんどありませんでした。

 

そんな感じで、別にジャニーズを嫌うわけじゃないけど興味もない、コンサートなんてアイドルが手を振ってファンがキャーキャーいうだけの無縁の世界だと思っていた私は、20歳を越えてから唐突に、パフォーマンスに一目ぼれして、坂本さんとV6に落ちたのです。

 

坂本さんはとにかく歌がうまくて声もいい、ダンスもただ上手なだけじゃなく指先まで品があって、それでいてダイナミックな男らしさもある。井ノ原くんがいうようにとてもエレガントです。それこそ男役のようだと言われたりもしています。芸に対して真摯な一方で、本当に芸能界に身を置く人なのか疑ってしまうほどの純粋さというかまっすぐさを持つ素敵な人です。下町の八百屋の三男坊でありながら、所作にすっとしたフォーマルな印象がある、それはもう一挙手一投足まで素敵な人なのです。

そしてV6はバラバラの個性とそれを認めあえるリスペクトを持ち、それこそRPGのパーティメンバーのように強い絆をもつ、誰もが自担になりえる素晴らしいグループです。2021年11月1日を終えるときまで、そして終えた後もそうでした。

彼らを応援し始めてから毎日が楽しく、世界も広がりました。

 

私は、井ノ原くんのように、他人のいいところを見つけてすぐ好きになれる人の方が人間として素晴らしいしそうなりたいと願っているのですが、生来の性格の歪みか体質的なものなのか、個人的感情から他人を好きになったことが余り多くありません。概念としての「人間」や「社会」に対する探究心はあれど、特に恋愛感情なんか持ったことなんかほぼありません。

それはつまり他人を自分の中に許容できる度量が小さい、つまらない人間なんだろうなと自分が嫌になることもあります。(サイコパス気取りの中二的な意味じゃないですよ、人を好きになって人のために動ける人の方が人間として崇高だと心から思ってます。)

そんな中で、彼らを好きでいられるということは、自分の人間的素養に対する信頼につながることでもあったりするのです。救われています。

単純にかっこいいとか関係性が好きとかそういう理由とともに、こんな感じの感謝の念も強いので、なによりまず彼らが幸せであってくれるのが私の救いなのです。

 

なんて書いてると、若干、アイドルヲタはタレントの結婚を喜ぶべきだ論者と思われてしまうかもしれませんが、別にそうではありません。

私にとってのアイドルの定義は「音楽を中心にしたエンターテイメントと、自身のキャラクター性そのものをコンテンツとして提供するマルチタレント」です。それに対して、親のような気持ちで応援するのかガチ恋するのかといった応援スタイルの違いは、ファンそれぞれだと思っています。

だから、結婚を祝福できなければファンではないとは思っていません。心に思うことは誰にも縛られないし、それに対して良い悪いの評価を下されるべきものではありません。悲しい、寂しい、嬉しい、なんとも形容できない、どんな感情を抱いたとしても全部本物です。

むしろ、私は坂本さんとはだいぶ年齢的にも離れてるし、ファンになったのもある程度円熟期に入ってからなので、つらい人もどうしようもなく寂しい人もたくさんいるだろうなと思います。そういう人が肩身の狭い思いをしていなければいいな、と思います。(それを攻撃性をもって公共の場に出すとなると話は別ですが)

 

あとあれ、このことで健くんがどうのこうのとかマジでやめろって思います…。大半の人は悪気なく言っているのでしょうがその悪気のなさがね…。

 

あー取っ散らかってるけどいっぱい書いてすっきりした!

改めて、末永いお二人のご活躍、そして何よりお幸せを心よりお祈りいたします!

どうかこれからも応援させてください!!!!