V6 For the 25th anniversary 25年という円環
11/1、代々木第一体育館にて、V6の25周年配信ライブが行われました。
そこにあったのは、「コンサートを配信という形で届ける」ものではなく、「配信ライブ」という全く新しい形の映像作品でした。
「勤続25年の男たち」というキャッチフレーズのもと、1995年から25年間300ヵ月走り続けてきたV6が見せてくれたのは、妥協一切なしの攻めのライブでした。デビュー曲もなし、定番シングル曲もなしも、「このセットリスト、この演出、ファンなら気づいてくれるでしょ?」という信頼に裏打ちされた素晴らしいライブです。
記憶が新鮮なうちに、その感想を残しておこうと思います。相変わらず書き方バラバラだしほとんど推敲していないので変な部分もあると思います…。
1.Right Now
・原宿駅から代々木に向かう道中をデビューから重ねてきた歳月とともに進む映像。
「V6が歩んだ歳月」「ファンが歩んだ歳月」「ファンが歩いた道のり」「前夜祭でV6が歩いた道のり」が重なって既にやばい。
・辿り着いた先は本当に何もない体育館と、その真ん中で踊るV6。通常のライブでは決してできないこの演出を見た時点で、ただならぬ予感を感じる。
2.KEEP GOING
・TAKE ME HIGHERのMVの雰囲気も感じさせる箱型ステージ。これも通常ライブだったら絶対できないセット。(両側のスタンドの大部分が見切れ席になる。)
・ゴンドラで降りてくるV6。2005年10周年コンのオープニングを彷彿とさせる。
・これこれ!ガシガシ踊るキプゴ!確か前夜祭のリハ映像に映っていたからセトリ入りはわかってたけど、映像だったらいなうの後の実質的なライブオープニングが、近年の中でも特に踊る部類に入る曲なので、ダンスグループとしての矜持を感じる。
・嬉しい気持ちを隠しきれない健くんの表情が印象的だった。
3.supernova
・ファンの間でも屈指の人気曲。いろんな振り付けバージョンがある曲だけどおいしいところを組み合わせていた。
・頭上からのカットがたびたび挿入されるので、その複雑なフォーメーションチェンジが如実にわかって興奮。
4.SILENT GALAXY
・アルバム「READY?」の初回通常版にのみ収録されているレア曲。ガンダムっぽいと形容される、ファン人気の高い楽曲でありながら、2010年はインストのみの使用、2015年・2017年と検討されていたもののセトリ落ち*1という不遇の曲。披露を切望されていただけに前奏を聞いて崩れ落ちた。
・まさかのフライング!といいつつ実はどこかでフライングは入るんじゃないかなと思っていた。(何言っても後出しだけど)この前の健ラヂで「今これやる?っていう演出がある」と言っていたので、最近やってない演出といえばフライングだろうなと。
・生で歌うV6にフライングするV6(多分こっちが収録)がオーバーラップするというなかなかに謎な演出。空飛ぶV6は別次元のニュータイプV6ですかね…。
・この辺から宇宙っぽい演出が前面に出始める。
5.Wait for you
・2015年、20周年を象徴する一つの曲。初めて健ラヂで聴いた時の、そしてミュージックデイで初披露された時の衝撃は忘れられない。
・曲のつなぎで、アームについたプラネタリウム投射機(ビーム付き)みたいな謎の装置がセンターステージの周りをうねうねする。SF大好きな私歓喜。
・冒頭、頭上からのカットが完全に「V」
6.サンダーバード -your voice-
・これも前夜祭リハに入っていたのでセトリ入りはわかっていた。まさかこの曲が!って感じだけど、確か坂本さんが踊っていて楽しい曲に挙げていたはずなのでその辺の希望もあるのかな。こちらも宇宙繋がり。
・ここでも頭上からのカットが多用されたような。円形のセンターステージに、円形を意識したフォーメーションで、「円環」がテーマになっていることがわかる。
7.星が降る夜でも
・宇宙繋がり。バリバリガシガシ踊った後にしっとりバラードですごい。
・アリーナの中央にあるセンターステージの周り、普段座席があるところが全面的にLEDになっていた。スタンド席にも電飾があり、上からも下からもまさに星が降ってきているような演出が美しい。
・Cメロの坂本さん!!!!!
8.ある日願いが叶ったんだ
・一転ポップな楽曲。♪守りた~い (´ε`)「君をー!!」♪守りた~い (●●)「君をー!!!」かわいい。
・ARを利用した演出。光を作り出してみたり音符を出してみたりハート描いてみたり。音楽番組とかで時々見るやつ。かわいい。
・途中、フレームで表現された地球が頭上に浮かんだと思ったら、井ノ原くんの振りに合わせて四散してて笑った。
・ここも流れ星が流れてきたりで宇宙繋がり。
9.Swing!
・2008年のコンサートで披露された後、2013年までアンコールの定番になっていた曲。曲自体がかわいくておしゃれで楽しくて大好きだけど、2014年からファンになった私は見たことがなかった。ので感涙。
・かまくらみたいな謎ドーム(坂本ドーム?)で早着替えした後、客席から通路、スタッフブースから代々木入口まで縦横無尽にワンカットで移動する素晴らしい演出。みんな楽しそうで幸せの具現化だった。
・ただのワンカットではなく、フレーズごとに見せたい画がしっかりあって飽きさせない、本当に練りに練っているんだなあとわかる演出だった。
・みんなで手足バタバタさせて歩いてみたり、しゃがんだ坂本さん⇒長い脚を惜しげもなく投げだして座っている井ノ原くんだったり、そして何より長野岡田コンビの後ろからぴょこんと飛び出した剛健!背中合わせでカメラに向かって歌って、そのまま代々木入り口に向かう時のノリ方?グルーヴ感?がぴったり一体になっていて完全に双子ちゃん、剛健にしか出せない空気感だった。
・途中がっつりスタッフさんと一緒に映るあたり、すごくV6らしいなぁ。
10.SPOT LIGHT
・ワンカットのままSPOT LIGHTへ。通路⇒ステージへの移動。
・この曲ももともと、2015年、20周年の「陽」を象徴する、一人でも欠けたら歌えないV6のV6によるV6のための曲だから感涙。おおっおっおっおっおー!
・カミセンに謎トロッコに乗せてもらえなくて「オイ!」となった後、てくてく自分の立ち位置に向かう坂本さんが見切れていてかわいい。
・結構速い謎トロッコに三人で乗ってるカミっ子、自らのかわいさを自覚している…。大人GuyzのMVみたい。
・そこからのトニパート、井ノ原くんだけセグウェイ乗ってるのがかわいい。そのあと(?)セグウェイ井ノ原のまわりでわちゃわちゃしているカミかわいい。
・剛くんの「仲間がいるから」のところ、うしろに健准が控えているカミ3ショットで涙腺崩壊。もともと剛くんはここを歌う時、背を向けて立っている後ろのV5をくいくいって指してくれているんだけど、今回はカミセン3ショット…。
・何人か歌詞変えてくれてたけど、岡田くんの「誰かを”守る”強さは」にグッときた。
・階段のところの坂本さんパート、カメラを覗き込む坂本さん越しにV5が見えて、ああこれがV6だな…とまた涙。
・木で組まれたセットへ。バクステ側かな?形状的に完全におるふぉゆで脳汁が出る。
・頭上に浮いた木材が、カメラの角度によって「V6」「25」になるの天才だった…。
・最後に特効花火が出てきてわきゃわきゃしてるの、ありがとうのうたのMVを思い出して泣いちゃう。
MC
・デビューの時の坂本さんの話とか、銀杏並木も大きくなってるんだねとかいろいろあったけど、井ノ原快彦による長野博(本物)への狂気的な対応が強すぎた…。
・長野博(本物)に対して、倒れたら倒れたでいいやみたいな雑な対応したと思ったらクリアボトルに水没させるとか…。それ見て出汁とか言い始める坂本さんも坂本さんだし、特に抗議しない長野博(偽物)も長野博(偽物)だな…。なんかカミセンのがお兄ちゃんに見えた。
・いや飲むんかい。
・うちわ持って写真撮るとき、健くんが「イノッチ…。」とつぶやいたの聞いて耳を疑った。健くんが台本以外でイノッチって言ったの初めて聞いたかもしれない。
・ビジュアルブック楽しみです。
・そして岡田くん。今回岡田くんの言葉にきゅーっとなることが多かったので最後のアンコールのところでまとめて書きます。
・明日も生きていかなきゃね。
11.All For You
・おふざけMCからのギャップよ…。これがV6。
・途中すごい剛健カットがあった気がする。
・抜き感がありつつ難しい振りだと思うけど、今まで見た中で一番好きなパフォーマンスだったな。どんどんダンスが進化している…。
12.PINEAPPLE
・2020年、攻めのV6を象徴する1曲。健ラヂで言ってたオレンジの照明でウウーッとなる。
・音楽番組でもYouTubeでもDVDでも散々見たけど、見るたびに新たな側面が見えてくる気がする。肉体的な距離と心理的な距離、まさに配信ライブにふさわしい曲。
13.TL (インスト)
・きました。
・Crazy Raysに収録されているカップリング曲。人気が高いのは言わずもがな、私も全V6曲の中でTOP5に入るくらい好き。タイム”ライン”という二次元、”上空へと昇る”三次元、”タイム”ラインという四次元が、”君という座標”たる一次元に収束する、時空を越えた素晴らしい曲なんですけど…。
・そんな大好きな曲が、自担である坂本さんのコンテンポラリーなソロパフォーマンスから入るなんて夢みたいなことありますか。ありました。PINEAPPLEで繰り返し見てきた6人の背中、一人だけ残るリーダー、からの感情をむき出しにした美しいダンス…。最高です。
・そこから収録映像に切り替わった6人のパフォーマンスが本当に圧巻で、V6を越えた一つのアートになっていた…。
・坂本さんのしなやかさ。
・でも一瞬だけ、長野くんが井ノ原くんを引き上げる振りのところでなんだか俗っぽくうわああっとなった。
・前夜祭リハに何度か映っていた謎のダンス、直観でTLだと思っていたけど(思い描いていたTLのダンスそのものだった)、正解でした。
・こんなダンスの後にあんなにかわいく暖を取ってたんだね。
・そしてインストというのもミソ。インストだけでもかっこいいというのはもちろんなんだけど、多分V6もこの曲の持つパワー(曲の魅力もファン人気も)をわかっていて、あえてアクセントとして使ったんだろうな。と思うのと同時に、歌ってはいないので、次のライブでやるとしたらそちらが本当の初披露にもなる…という布石を残してくれている気がしていて既に興奮している。
・今年のために膝を手術した坂本さん。2017年のコンサートでこれからも踊り続けたいといった長野さん。年長二人がそういう姿勢だからこそ、「攻め」の姿勢を取ろうとしたときに「ダンスのみで勝負する」という選択がとれたんだろうな。岡田くんの意向も大きいはず。
・パブリックイメージのV6しか知らない人全員に見てほしい。
14.GOLD
・TLの圧巻のパフォーマンスからどうつなげるのかと思ったらまさかのGOLD。「COLORS/太陽と月の子供たち」のカップリング曲。前回セトリ落ちしたためこれもまた切望するファンが多かったけど、むしろこのためにお預けだったのではと思う今しかできない演出だった。
・TLが肉体を使ったアートであるとすれば、GOLDはテクノロジーを使ったアート。その振れ幅が楽しい。
・有人ライブでは決してできない、床全面を使った演出、オリエンタルでパステルカラフルなイメージのある音作りにマッチした、色を全面に出した演出。GOLDという曲を表現するにあたってこれ以上ないくらい正解。
・惜しむらくは坂本さんの「火の玉ボーイ」が聴けなかったことか。
・あんまりエモいって言葉で片づけたくはないけど、メンバーカラーの演出からのカミセン3人の世界からの金色の船がエモエモのエモだった。
・このTL~GOLDの流れ、パブリックイメージのV6しか知らない人全員に見てほしい。(二回目)
15.Can’t Get Enough
・一転してハードな曲。MVや前回のライブ的に黒のイメージが強い曲だけど、あえて白を基調とした鏡を使った演出。
・どこまでが実像でどこまでが虚像か、どこまでが生でどこまでが収録か翻弄させるようなニクいパフォーマンスだった。これも前夜祭のリハに映ってたかな。
16.Air
・スパノバと並んでファン人気の高い曲。今までいろいろな形で披露されてきたけど、こういう側面もある曲だったんだね。
・トンネル型の水族館みたいな通路で、光と影の演出がきれい。
・そこから抜け出した後の三人ずつのステップ何あれ!?かわいい!!!
・カメラ前に陣取る井ノ原くんを押し出す坂本さんってAirだっけ?かわいい…。
17.It ‘s my life
・2020年のV6、どちらかというとパブリックイメージに近いV6を象徴する1曲。でもよく聞くと今のV6にしか歌えない技巧のあるスルメ曲。
・たびたび使われてきた紗幕演出だけど、本当に映像の中でV6が踊っているようできれい。
・メンバーカラーじゃなくてプリズムの光をいただく感じが、one for all、all for oneという感じだった。
18.SPARK
・2017年のライブの目玉曲。地上波でも一度、予告なしで披露されてファンの命を奪い命を与えた一曲。
・フォーメーション含めダンス特化型の曲だから、メインステージで堪能できる演出で助かった。
・何度聞いても「孤独なアイデンティティ ここに光あれ」と歌う坂本昌行が良すぎるんじゃ。
19.Super Powers
・これも頭上カット始まりだったと思うんだけど、並んでるだけかと思ったら階段状になっていたのびっくりした。
・レーザービュンビュン特効バンバンで楽しい!
・間奏のダンスのところ、階段でもきれい。宝塚みたい。
20.WALK
・大好きな曲だからセトリに入ってびっくりした。このあたりの曲はアルバムカップリング曲投票でも上位だったのかな。
・平行線の光の道をそれぞれ歩くメンバーが、センターステージで一つの円環<サークル>になるの、あまりにもV6過ぎた。
・別れや旅立ちを感じさせる曲だけど、個人活動も盛んなV6がそれぞれの空の下で想う気持ちにも通じるのかな。V6の在り方を象徴する曲の一つだと思っている。
・セクバニコンのWALK盤アメリカ旅、多分一番好きな特典。肩の力を抜いた、自然な6人の男たち。友達でも家族でもない、特別な関係がうかがえる感じ。そんな感じの曲。大好き。
21.羽根~BEGINNING~
・SONGS等で布石がうたれていたし、ちょうど10年前のコンサートの締めの曲だったから来るだろうとは思っていたけど、本当にいざ来ると鳥肌だった。この曲も私の中でTOP5に入る好きな曲。
・2003年の水カーテン演出の再現。2010年に披露した時の坂本さんの歌い方(♪でも大切なのはそんなことじゃな↑い~)。静かな6人だけの空間。全てが理想の羽根だった。
・歌い終わった後時間がさかのぼり、オープニングの何もない代々木に帰る円環構造。アンコールのFull Circleとあわせて美しい構造。
・トニセンでやったカノトイハナサガモノラはステージ上での死と再生の物語だったけど、今回のライブも一つのゴールと新しいスタートを予感させてずるい。
・「讃える」「光あれ」「プライド」「誇り」こういうワードを歌う坂本昌行が大好きなんです。
○アンコール
22.明日の傘
・チャット見ながらわいわいしてるの楽しすぎた。でもうちはチャットにつながらなかったから参加できず。下手にいじって回線が途切れても嫌だったので…。
・岡田くん、曲リクエストでNOIZを発見しましたね!?待ってます!
・からの好きな曲やりま~すで明日の傘良い…。あたたかなウエディングソングで大好きです。私も涙の雨からV6を守りたいよ。
○サプライズ映像
・スタッフさんがV6に内緒で進めていたファンによるサプライズ企画。私も恥を忍んで参加しました。もともと自撮りとか死ぬほど苦手な人間だけど、きっと一人でも多いほうがV6も嬉しいだろうと思って勇気をふり絞りました。
・サプライズあると思ったぜ~とにやにやしてたV6が、映像の後結構キてたのを見て私もキた。健くんにしても坂本さんにしても…。長野くんもキてたよね。
・ファンの統合人格たるスタッフさんの言葉もよかったです。ありがとうございます。
・そして岡田くんの言葉。本編のMCでも、カメラマン化する岡田くんは「(岡田くんを)見たい人なんていないでしょ」と言ったりしていてきゅっとなったりしたんですけど。彼は自分に課してるハードルがあまりにも高いから、アイドルどころかこれだけ評価されている役者としても「監督が使いやすいから」と分析している(もちろん自信を持っている部分もあるとは思うけど)。
でも今回、映像を見た後に「いろんなことをひっくるめてファンにわかってもらえていると気づいた」という趣旨のことを言ってくれてすごく嬉しかった。アイドルとしても役者としても、悩みながら努力し続けて新しいものを見せてくれる岡田准一その人のことを愛している人がたくさんいることに気づいてくれたんだなぁ。それがファンとして報われる、という意味ではなくて、たとえ一部分しか見ることができなかったとしても、心の底から岡田くんを想像して愛している人がたくさんいるということは、きっと彼にとっても力になるはずと思うのです。
23.クリア
・完全未発表の新曲。KREVAさん提供。KREV6という7人だけのライングループから生まれた曲。これをFC限定で届けようと思ってくれたことにまずありがとう。
・サビで繰り返された「自分は見えないだけど君の目の中にに写る輝きが鏡」という在り方。全ての人に当てはまると同時に、V6、アイドルという特別な立ち位置にいる人たちが、ファンに向けて歌ってくれているからこそ生まれてくる意味。素晴らしい曲でした。
・私たちファンの瞳の中に、アイドルである自分の姿を見てくれるんだね。
・長野くんのフレーズにあった「意味が増えた」(だったかな?)って歌詞に胸が苦しくなった。ファンは一方的に見ているだけだけど、それが彼らの人生に彩を添えられていること…。
・1番カミセン2番トニセンという歌割もまさにV6という感じ。
・こんな状況になってしまってもなお、6人が今できる最高のかたちとしてファンを想ってくれていることが伝わって、心の底から嬉しかった。
・6人背中合わせで円環になって歌う。トニカミ交互で円環になって、外側にいるファンに向けて歌う。背中を預けあって歌う。
・KREVAさんとの縁、多分井ノ原くんのお弁当映画きっかけだと思うんだけど、考えたら愛なんだも同じように井ノ原くんの共演きっかけだし、毎年シングル出せるのも井ノ原くんのおかげだし、ほんとに頭あがらないな…。
24.Full Circle
・6月のHappy Liveで突然披露され、その後ファンの間で概念として存在してきたFull Circle。満を持しての本当のラストの曲。
・V6にしか歌えない、今のV6を象徴する曲。クリアがV6とファンの曲なのだとすれば、Full CircleはV6そのものを現した曲。だから6人向かい合って踊るところがグゥーーーとなるのだ…。
・今回のコンサート全編を通して円環<サークル>を意識させる演出が随所に見られて、「時間は大きな円環<サークル>を描く」という羽根で回収されるきれいな構造だったけど、そのテーマの根底にあるのはこのFull Circleだった…というFCだけに見せてくれた姿。
・20周年が今までの活動を振り返った穏やかな感謝の歳だったとすれば、25周年はまだまだやれることがある、まさに「攻め」の姿勢に完全移行したことを示す年。バラバラの個性の下、それでも6人で歩み続けるその覚悟が何より嬉しい。
・もともとV6、代表曲がWAだったり節目節目で円環が使われたり、そもそもV”6”が円と親和性が高かったりして「円環」というキーワードに結びつきやすいグループではあったけど、それを今回「完璧な円環」として打ち出してくれたことに対する信頼がものすごい。
・そもそも論として、3人+3人=6人のV6というグループ構成が天才的に美しいんですよね。3人って「私」と「あなた」という閉じた世界から「もう一人の彼」っていう開かれた世界につながる、初めて「集団」となる数字なんですよね。ついでに天体の動きで良く取り上げられる三体問題、3つの天体の相互の動きって一般解が求められないんですよ。そんな3人グループとしてのトニセンカミセンが、新たな集団として6人のV6になる。2でも3でも割り切れるきれいな数字です。…なんか長くなりそうなのでまたの機会に…。
・井ノ原くんの「そうやるしかねぇなぁ!」や健くんのラップが前回と違っていて、より覚悟を感じました。
・もともとゴスペルっぽい曲調が好きなのもあるけど、とにかくこの曲は琴線に触れまくる。そういえばどなたが作った曲なんでしょうか。
これで一通り振り返れました。
全体的を通して円環を意識させる演出を盛り込みつつ、宇宙繋がりのセトリや動きのある映像、そして何より配信ライブでしかできない演出ばかりでとても楽しかったです。
2020年はいろんなことが狂った年となりましたが、そんな中で今できる最高のものを模索してくれたV6、新しい世界を見せてくれたV6、人間に希望を持っていいんだと思わせてくれたV6には、本当に感謝の言葉もないです。
そして、「一人も欠けず現役活動」を前人未到の25年も続けながら、さらにその先への予感を抱かせてくれていることにも大きな感謝を。なかなか未来が見えない中で「必ず訪れる」明日が来ると、そしてその明日が辛かったとしてもきっとその先に何かが見えると信じられます。
○これからを予感させる布石
・円盤化本当にお願いします。私は今回の感謝とともに要望出してきました。
・シングルについてるシリアルナンバーって何?
・Full CircleくんとクリアちゃんのCD化。
・アルバムカップリング曲投票は今回のセトリで回収されたのかな?
・だとしたら絶対上位のはずだったNOIZは次回セトリ入り?あと一生で最後の恋も。TLも絶対人気だから次回フルでやるかも。
・ちょいちょい匂わされるレコーディングとは。
・きっと今年、夏~秋の25周年ツアーに合わせて発売されるはずだったであろうアルバムの行方。
・直近だと明日の愛なんだ!
私は、V6が6人で幸せであってくれればそれでいいと思っていましたが、それはある意味V6という存在に保険をかけてしまっていたのかもしれないです。彼らはそこに在るだけじゃなくて、どんどん進化するし高みに上っていく。私はこれからもずっとそれについていきたいです。本当に楽しい時間をありがとうございました。